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JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、ササキ永利子展。 会場風景。 自然や自然現象に出会えば、 そこで見える事の奥に潜む、 何かの力や息吹が感じられれば、 その絵画化はこのようになるのだなと、 筆者は一人納得しました。 絵画の表現力の特殊性は、 見えたことだけではなく、 見えたように思えた事をも描けてしまうことで、 この画家の根底にあるのは、 自然への畏敬の念のようです。 自然は、柔らかな感性を持つ画家には、 厳しくも穏やかな表情をみせる。 ...
画廊めぐりノート | 2021.11.15 Mon 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 柴田悦子画廊(中央区銀座1-5)では、オウ・ギョウユウ個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 東アジア絵画のなかへー収斂と拡散。 多摩美術大学の日本画専攻を卒業した 日本、中国、韓国、台湾出身の作家によるグループ 東アジア絵画研究会。 リレー形式で月に一度個展を行い、 最後に、技法を墨と紙に限定したグループ展の開催となるそうです。 今回は二回目のオウ・ギョウユウ個展。 平面、立体、キネティックアートが混在する インスタレーションの趣。 作家の生...
画廊めぐりノート | 2021.11.14 Sun 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、柳澤裕貴展。 会場風景。 大木や森、水面などの自然の様子が、 極めて緻密に再現的に描かれていて、 その完成度の高い世界観にしばし見惚れるのですが、 じわりと、 違和感が忍び込み、 その感覚の出どころが気になります。 画面は綺麗な深い暗色で覆われているのもの、 風景の一部に黄金色に輝く部分があって、 どっぷり暮れる前の、 黄昏時(たそがれどき)のようです。 空の明るい部分が残っていて、 その明かりで地上や木々の...
画廊めぐりノート | 2021.11.13 Sat 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、 テラサワマスミ個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー日常と非日常ー。 絵画という手段で、 美的な視覚情報ではなく、 具体的な寓意(メッセージ)を表現しようとすれば、 演劇や映画のように、 キャスティングして演じさせることになります。 絵画ではある場面、小景が固定されるので、 そこからストーリーへと広げる、 含みやためが仕込まれていて、 それが第三者にも共有できる、わかりやすさと、 同時に「絵にな...
画廊めぐりノート | 2021.11.12 Fri 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、馬場まり子展。 会場風景。 大きな画面に、座る人だけが、 一人だけ描かれています。 背景(室内)はなく、白い余白だけで、 椅子も作品によって省かれています。 座っているといっても、 食事中や、デスクワーク中などの、 能動的な行為の最中ではなく、 寛いでいる、ぼーっとしている、 あるいは何もしていない時間が流れています。 描かれたのは、主に年配の男女で、 いかにも気力、体力に余裕は無さげで、 このような無為な...
画廊めぐりノート | 2021.11.11 Thu 05:39
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー小柳(中央区銀座1-7)では、橋本晶子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーI saw it, it was yours.ー。 私はそれを見ました、それはあなたのものでした。 会場正面に原寸大の長大な作品が展示されています。 トレーシングペーパーに、 レースのカーテンが、鉛筆で緻密に再現されています。 基材のトレーシングペーパーは半透明で、 描かれたレースのカーテンもモノクロな半透明なので、 描かれた状態は、 レースのカーテンの再現というより、 レースのカーテ...
画廊めぐりノート | 2021.11.10 Wed 05:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、森本秀樹小品展。 淡い色合いで、薄塗りで、小さな筆で、 キャンバス上を幾重にも塗り重ねれば、 かけがえのない一つの場面が現れます。 そこには、画家の遊び心的感性も混ざっていて、 カエルの周囲の青い土俵や(カジカカエル)、 洗濯物や雑草の構成美(裏庭回想) 横に四分割された画面の、ほのかな赤い丸(九島落日) シャープでグラフィカルな処理(晩夏) など、絵画を豊かにする「冴え」も 味わいを深めています。 身近なもの...
画廊めぐりノート | 2021.11.09 Tue 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 純画廊(中央区銀座1-9)では、小林真弓展。 会場風景。 水彩画と聞いて、少し驚かされる、 色合いの深みと複雑さ。 水彩画らしい滲み出たような 薄さ、淡さもあって、 水彩画の表現力の幅広さがわかります。 「ピアノ」という作品は、 ぱっと見は色形の組み合わせによる 抽象表現のようですが、 「ピアノ」から導かれて眺めれば、 確かにグランドピアノの形と足と椅子が見えてきます。 光沢のあるピアノは室内を映し込みますので、 白く大きな部分は窓からの自然光を受けた...
画廊めぐりノート | 2021.11.08 Mon 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房2(中央区銀座1-9)では、竹内佳奈展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー魔女の時間ー。 写実的な表現ですが、 実際に目にした物事を見えた通りに描くというより、 視覚ではなく、 体験、体感レベルで一旦染み込んだ後で、 作家の中で沈殿し、姿を変え、 何かの拍子で浮かび上がったところを、 そのまま掬い取ったようです。 目に見えたことは、 感じたこととして作家の中で、 重なり合い、変容し、 新たな出来事になります。 シュールリアリズムの絵画は寓意性...
画廊めぐりノート | 2021.11.07 Sun 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1+階段下(中央区銀座1-9)では、 飯沢耕太郎 ドローイング展。 展覧会タイトルは、ーDUNIA世界ー。 ※インドネシア語で世界の意。 階段下会場では、連番の数字が それぞれの意匠を凝らしながら 壁、天井に貼りめぐらされています。 巷房1会場では、 長々とした屏風絵形式の連作が展示され、 そこには様々な幻想的な図像が描かれ、 濃厚な物語性が漂います。 別の壁には、 マスクを付けた、 四角重なりの、 マヤ文明っぽい雰囲気の人物像の連作。 そして、正...
画廊めぐりノート | 2021.11.06 Sat 04:38
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