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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 加納光於(KANO Mitsuo)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー 「波動説」インタリオをめぐってー。 《「波動説」―intaglioをめぐって》シリーズ全34点が、 1985年の発表以来36年振りに全点展示されています。 インタリオとは、版画の凹版技法の美術用語で、 「波動説」は、筆者は不案内ですが、 ニュートンによる光の粒子説に対する、 ホイヘンス提唱の光の波動説の意かと思われます。 語彙と作品の関...
画廊めぐりノート | 2021.07.29 Thu 04:46
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、チョン・ダウン展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ードッペルゲンガーノートー。 モチーフは人物。 ポートレートというより、 スナップショット的に ある場面の、ある仕草が捉えられています。 同じテーマが異なるテイストで描かれた連作は、 並べることで、 興味深い美的効果が生まれています。 それぞれの作品は、 モデルの個性やある場面の再現が目指された訳ではなく、 それらはきっかけに過ぎず、 版画にする行為を通し...
画廊めぐりノート | 2021.07.28 Wed 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー小柳(中央区銀座1-7)では、still life 静物展。 会場風景。 静物画は絵や写真のモチーフが動かずに静止しているもの。 具象表現の異なるカテゴリーとして、 人物画、風景画があります。 風景も静止しているようですが、 季節や天候によって、刻々と変化していて、 その、ある状態を捉えるという気分で、 静物ではありません。 人物画、風景画は、 動き、変化し続けるなかの、ある刹那を美的に凍結させ、 静物画は、凍結している状態を、 二(三)次元に美的に...
画廊めぐりノート | 2021.07.27 Tue 04:56
蝉の声が夏の暑さをより一層引き立てる今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 さて、みぞえ画廊では「野見山暁治の21世紀」を8月9日(月)まで開催いたしております。本展では2000年以降の作品に焦点を当て、大作を含む約35点の作品をご覧いただきます。 昨年12月に画家が100歳を迎え、それを記念する個展が国内数ヶ所で開催されました。それらで発表された新作の一部が本展に展示されており、福岡では初めての公開となります。 本館では、2019年頃から2021年までの近作を展示し...
みぞえ画廊 スタッフブログ | 2021.07.26 Mon 12:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1・2(中央区銀座1-9)では、永井研治展。 会場風景。 手の動きが現れたような、円弧の繰り返し。 線は太く、細く、 シャープに、緩やかに。 色は淡く、濃く。 画面の隅々まで均等に張り巡らされた 描線の緊張と弛緩は、 作者自身の美的衝動のたまもので、 結果、「画面に残す」という行為の時間が 見えています。 コントロールしようとしつつ、遊ばせた 絵の具のあとは、 作者の内面から離れて、 絵画そのものへと導いている。 そん...
画廊めぐりノート | 2021.07.26 Mon 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 Ronald Ventura(ロナルド・ヴェンチューラ)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーComic Stripes(コミックストライプ)ー。 凄まじく高いクオリティのフォト・リアリズム。 寓意や、メッセージ云々より、 まずはその人間離れした画力に ほれぼれと見入ってしまいます。 フォト・リアリズムは、写実絵画とは異なり、 もとになる写真に対して写実的です。 今回の作品群はモノクロ写真ベースなので、 一...
画廊めぐりノート | 2021.07.25 Sun 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、うのぜみ2021展。 会場風景。 今回が10回目となる、 嵯峨美術大学の宇野和幸先生と 教え子たちとの展覧会。 絵画の木本小百合と写真の山崎結子との3人展です。 展覧会タイトルは、ー私的に感覚される質についてー。 まさに、抽象表現とは、 個人的に、 見えるではなく、感覚される、 形態ではなく、質の表現です。 逆に、質への直観は個人的な出来事で、 感覚で捉えるしかないとも言えます。 山崎結子は、まずは出来事を実体として...
画廊めぐりノート | 2021.07.24 Sat 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、石井博康展。 会場風景。 画面では、のたうつ感じの色線が 重なり、入り混じり合っています。 色種はさほど重要ではなく、 色は、そのような線の目撃者のような感じです。 画面の一部では、 色線がスクイジーされ、色面になっています。 色線は残滓として、画面を漂います。 均等に配置されたドット。 画面上での奔放な筆の動きや 色の在り様とは無関係に、 超然とした感じで、整列しています。 これらの視覚情報から 具体的な...
画廊めぐりノート | 2021.07.23 Fri 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、山本直彰展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーひととひとーDISTANCEー。 日本画による、ストイックな抽象表現。 色は使われず、形も最小限で、 力のこもった強い線で描かれています。 見えてくるものは多くありませんが、 画面の肌合いの深みのある複雑さで、 画面で起こっている画業に至る、 長い時間、思索と繰り返し、現れては消えた刻印が 重く漂っています。 それぞれの作品には、 黒い山型、白い台形、矩形が 画面の中央...
画廊めぐりノート | 2021.07.22 Thu 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ゆう画廊(中央区銀座3-8)では、河ハラ弘展。 会場風景。 水墨画による女性像。 水墨画としては珍しいモチーフですが、 実際に観れば、 画法とテーマの相性の良さ、 自然な成り立ちに合点がゆきます。 和紙に滲む墨から醸し出される雰囲気に、 幽玄だけではなく、 幽玄を伴う生命のほとばしりに、 画家は反応し、 黒人女性として画像化されました。 伝統的な「洗練」や「完成」とは異質な荒々しさ、 画家と和紙と墨との関係によって、 活力が吹き込まれている...
画廊めぐりノート | 2021.07.21 Wed 04:29
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