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JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、菊池有希子展。 和紙に岩絵具と色鉛筆で、 身近な風景を描いています。 このきれいな夜景は、なんだろうと 訝しんで観ていると、 ナイターの野球場であることが分かります。 面白いテーマです。 画家はヤクルトファンで、 神宮球場へ応援観戦に行くそうです。 ※筆者は在京の中日ファンなので、 神宮のヤクルト戦へたまに行きます。 バッター、ピッチャーだけが常に大写しになっている テレビ観戦と違って、 現場(野球場)で野...
画廊めぐりノート | 2021.07.20 Tue 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、住谷美知江展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記憶を辿るー。 画家のアトリエが大磯の海の近くにあるそうで、 日常生活は海と共にあり、 時間は海とともに過ぎてゆくようで、 画家にとっての海は、 眺めて描くモチーフではなく、 身体や暮らしの一部のようです。 ですから、海を描くことは、 画家にとっては、自身を見つめ直したり、 自身を再発見したり、 気付かされるための対話なのでしょう。 風景ではなく、 海が...
画廊めぐりノート | 2021.07.19 Mon 04:45
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、木村繁之展。 会場風景。 人体がモチーフの彫刻は、 人の具体的な姿形を現す技術ですが、 彫刻家にとっての目的が、 姿形の再現(=造形)ではなく、 「詩」を語らせることならば、 一方で、当然のことながら、 言葉に頼ることができないなら、 言葉が滲む、佇まいや仕草、様子などを そのまま彫刻化することになります。 それが達成できたかどうかは、 観る側に、視覚情報の奥の何かが 届いたかどうかによりますが、 筆...
画廊めぐりノート | 2021.07.18 Sun 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、大島康幸展。 会場風景。 展覧会タイトルは、〜AKE FUR ーchair 2021ー〜。 人が動物の種別を見分ける拠り所は、 体表と形の総体である姿(=外見)です。 姿を体表と形に分けて認識するのは慣れない作業ですが、 このように、 「ちなみに、これが体表です」と有無を言わさない実体で 提示されれば、 それが生半可な仕事ではなく、 このような、妥協のない徹底したリアリズムで押し切られれば、 認識というもろい心の働きは、...
画廊めぐりノート | 2021.07.17 Sat 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、永野のり子展。 会場風景。 水面はそれ自体は透明な水なので、 色、形を持ちませんが、 流れが生まれたり、 周りの風景が映り込んだり、 水鳥が泳いだり、 散った桜の花が花筏(はないかだ)となったり、 「からくれなゐにみづくく」ったり、 陽光や照明を反射することで、 その時のたまたまの出来事として、 認識できる光景となります。 多くの場合、絵画における水面は、 表現したいモチーフをあからさまに描くので...
画廊めぐりノート | 2021.07.16 Fri 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、佐藤和栄展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーうつぶせで空をみるー。 空を見たければ、仰向けになる。 うつ伏せだと枕しか見えません。 仰向けになれば、見えるものが見えますが、 見えないものは見えません。 うつ伏せだと、見えないものが見えてくるのかもしれません。 あるいは、違った姿で見えるのかも。 画面にたくさん描かれた白い発光体。 ここには描かれない、描きようのない、 世界と自身の関係の在り方のよ...
画廊めぐりノート | 2021.07.15 Thu 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、?馬浩展。 会場風景。 特に抽象絵画は、 メッセージの発信や、 伝えたい状況の説明、解説が目的ではありませんので、 受け手も、正確に受信する必要や、 読み取り、理解する責任から解放されます。 作品という媒体を挟んで、 作り手と受け手が対峙しているわけでもなく、 作品は描画されたキャンバスという、 独立した実体です。 白い壁面に、 ほぼ同一色で塗り込まれた矩形が、 アトランダムに配置されるこの空間は、 この空間だけ...
画廊めぐりノート | 2021.07.14 Wed 04:24
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、小野正弘展。 会場風景。 まるの漢字表記は、円、丸です。 図像としてのまるは、 平面なら円で、立体なら丸。 自然界に存在するものは丸く、 円は、概念として認識されます。 絵画は二次元なので、 丸を円で表現する技術といえます。 絵画の多くの場合、 描かれたのは円であっても、 気分は丸なのですが、 小野正弘の場合、 気分からすでに円で、 その強引さには清々しい説得力があります。 ピクトグラムではなく、 アー...
画廊めぐりノート | 2021.07.13 Tue 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery-an(中央区銀座1-13)では、藤澤紀子展。 会場風景。 作品名のフロリダエとは、 オーストラリアやオランダで開催される花の展示会のことのようです。 描かれた花は、 花そのものというより、 さらに、自然に咲いている様子というより、 花がある場所、花が香る空気、 花が揺れる時間など、 花と共にある気付き、驚きが描かれている様です。 鮮やかな色、多くの色は使われず、 事物ではない、どう捉えたかという心の動きが 表現されます。 このよ...
画廊めぐりノート | 2021.07.12 Mon 04:46
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、平尾武夫展。 会場風景。 イヴ・クラインという前衛美術家がいます。 青いインクを女体に塗りつけ、 カンバスに痕を残していくパフォーミングアート、 「人体測定」(1960)が代表作です。 他の作品にも 常に、同じ自らが開発した青の染料を使用していますが、 この顔料を「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」と名づけ 特許登録を行っています。 平尾武夫がこの(IKB)を入手したことから、 この画業が起動して...
画廊めぐりノート | 2021.07.11 Sun 05:22
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