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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー川船(中央区京橋3-3)では、矢原繁長展。 会場風景。 素材感が強く漂う、 ミニマルな抽象表現ですが、 「もの派」のようにほぼ未加工のままでは提示せず、 素材は、原稿用紙や楽譜のような、 表現における基材に過ぎず、 そこに刻み込まれた痕跡が、 表現されたことのようです。 耳をすませば聞こえるはずという、 不思議なプレッシャーがあります。 波間から流木が顔を出すように、 文字や記号、図形が現れ、 これらの作品は、言葉や図像...
画廊めぐりノート | 2021.07.06 Tue 05:18
JUGEMテーマ:美術鑑賞 T−BOX(中央区八重洲2-8)では、 儘田能光(ママダヨシテル)作品展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー紙と面の重なりー。 線や面は単体では美的刺激を生まず、 複数が集まり、離れ、交わり、重なり、 結果、関係という出来事が発生すれば、 鑑賞は、詩的体験となります。 では、平面上に絵画として描かれることと、 儘田能光の作品のように、 厚みを持つパーツの構成として表現されることの、 鑑賞上のイメージはどのような相違があるのか。 真正面から見れば...
画廊めぐりノート | 2021.07.05 Mon 05:15
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵(中央区銀座3-3)では、 高垣勝康・リミ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーふたつのあしたー。 2017年に他界した彫刻家の高垣勝康と、 その妻で、彫刻の高垣リミ二人展。 二回に分けて紹介します。 二回目は高垣リミの作品。 正面の壁に牛の頭らしき大きな塊が二体。 黙してこの場に居ます。 発する言葉や予感させるメッセージはなく、 ここに在るという重みに耐える感じで、 虚空を見ています。 魅力はあるものの、 その魅力の意味は言葉にできるサイズ...
画廊めぐりノート | 2021.07.04 Sun 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵(中央区銀座3-3)では、 高垣勝康・リミ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーふたつのあしたー。 2017年に他界した彫刻家の高垣勝康と、 その妻で、彫刻の高垣リミ二人展。 二回に分けて紹介します。 最初に高垣勝康の作品。 彫刻家の彫刻作品とドローイング。 そのドローイングには 命綱を掴み取るような、 切羽詰まった緊張感があり、 彫刻には掴み取った安心が、 実体としてここにあるようです。 このように書くと、 ドローイングと彫刻は、 過程と結果...
画廊めぐりノート | 2021.07.03 Sat 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、服部 繭展。 会場風景。 展示方法は、 全作品を2面の壁面に矩の手に連続させて、 1枚1枚を鑑賞するというより、 全体の世界観に浸れるように意図されています。 あたかも連作の様ですが、 作品ごとの画像上のつながりは意識されず、 1点1点別々に制作された後に、 展示にあたって、 画家が並べ方を改めて検討したようです。 一つ一つの場面は、 山のような、流れのようなものによって、 大きな風景に見えますが、 そこ...
画廊めぐりノート | 2021.07.02 Fri 05:13
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、一色映理子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーstepー。 室内のある小景が再現的に描かれています。 室内画つながりで、 筆者は、ヴィルヘルム・ハマスホイの 「室内―開いた扉、ストランゲーゼ30番地」1905 が思い浮かびました。 3枚の白い扉が開けっ放しになっている室内の様子が 克明に描かれた作品です。 いわゆる絵画鑑賞の前に、 この状況を息をつめて見入ってしまう。 何かを覗き込んでしまったかのような、 そこから目...
画廊めぐりノート | 2021.07.01 Thu 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、 赤羽孝也展。 会場風景。 陶による壁掛けタイプのオブジェ。 壁に掛かることで、 展示物というより空間の一部となり、 空気や香り、風の予感となります。 具象と抽象の狭間には、 このような言葉のような造形が潜んでいて、 それを実際の形に仕上げる力量に 感心します。 造り込み過ぎず、 造形の余白を残すことで、 鑑賞体験から、 具体的な何かの具体的な行為の理解ではなく、 温かな存在への繋がりが リアルに感じ...
画廊めぐりノート | 2021.06.30 Wed 04:36
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、山田久美子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー融合への切望ー。 銀箔に大きな花が浮かび上がっています。 葉や茎は表現されず、花だけが描かれます。 銀箔の背景に、 人の姿形がほのかに見えます。 ちょうど頭のところに花があるので、 顔は隠れています。 首から上が花になった位置関係ですが、 その整合性には考慮されず、 人がいて、花が咲いていて、 といった、二つの出来事は、 実は同じ出来事の違う見え方なのだとい...
画廊めぐりノート | 2021.06.29 Tue 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ぎゃらりぃ朋(中央区銀座1-5)では、勝 国彰展。 会場風景。 作風やテーマにおいて、 明治時代の鬼才浮世絵師、月岡芳年が思い浮かびます。 大胆、斬新な構図や、 コントラストの強い色使いから、 画面からドラマ性が豊かに漂います。 そのような全体像とともに、 魅了させられるのは、緻密な筆仕事。 逆に、緻密な筆仕事の集積によって、 確たる世界観が生まれているとも言えます。 写真を用いて、唖然とするほど克明に描写する スーパーリアリズムという手法がありま...
画廊めぐりノート | 2021.06.28 Mon 04:38
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、 崔 恩知(Choi Eunji)展。 会場風景。 作品は、色で構成されます。 色は線や形を持たなければ表せないので、 最低限にまとっている感じ。 作品名は、 「緑色の風」や「青い木」「青い風」など、 自然現象や自然の事象から受けたイメージを、 色に仮託させています。 それは視覚で捉えた感覚ではなく、 五感で受け取った感覚を色にたとえたようです。 さらに言うなら、 モチーフは、 風や木などの具体...
画廊めぐりノート | 2021.06.27 Sun 04:57
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