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JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、一色映理子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーstepー。 室内のある小景が再現的に描かれています。 室内画つながりで、 筆者は、ヴィルヘルム・ハマスホイの 「室内―開いた扉、ストランゲーゼ30番地」1905 が思い浮かびました。 3枚の白い扉が開けっ放しになっている室内の様子が 克明に描かれた作品です。 いわゆる絵画鑑賞の前に、 この状況を息をつめて見入ってしまう。 何かを覗き込んでしまったかのような、 そこから目...
画廊めぐりノート | 2021.07.01 Thu 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、 赤羽孝也展。 会場風景。 陶による壁掛けタイプのオブジェ。 壁に掛かることで、 展示物というより空間の一部となり、 空気や香り、風の予感となります。 具象と抽象の狭間には、 このような言葉のような造形が潜んでいて、 それを実際の形に仕上げる力量に 感心します。 造り込み過ぎず、 造形の余白を残すことで、 鑑賞体験から、 具体的な何かの具体的な行為の理解ではなく、 温かな存在への繋がりが リアルに感じ...
画廊めぐりノート | 2021.06.30 Wed 04:36
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、山田久美子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー融合への切望ー。 銀箔に大きな花が浮かび上がっています。 葉や茎は表現されず、花だけが描かれます。 銀箔の背景に、 人の姿形がほのかに見えます。 ちょうど頭のところに花があるので、 顔は隠れています。 首から上が花になった位置関係ですが、 その整合性には考慮されず、 人がいて、花が咲いていて、 といった、二つの出来事は、 実は同じ出来事の違う見え方なのだとい...
画廊めぐりノート | 2021.06.29 Tue 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ぎゃらりぃ朋(中央区銀座1-5)では、勝 国彰展。 会場風景。 作風やテーマにおいて、 明治時代の鬼才浮世絵師、月岡芳年が思い浮かびます。 大胆、斬新な構図や、 コントラストの強い色使いから、 画面からドラマ性が豊かに漂います。 そのような全体像とともに、 魅了させられるのは、緻密な筆仕事。 逆に、緻密な筆仕事の集積によって、 確たる世界観が生まれているとも言えます。 写真を用いて、唖然とするほど克明に描写する スーパーリアリズムという手法がありま...
画廊めぐりノート | 2021.06.28 Mon 04:38
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、 崔 恩知(Choi Eunji)展。 会場風景。 作品は、色で構成されます。 色は線や形を持たなければ表せないので、 最低限にまとっている感じ。 作品名は、 「緑色の風」や「青い木」「青い風」など、 自然現象や自然の事象から受けたイメージを、 色に仮託させています。 それは視覚で捉えた感覚ではなく、 五感で受け取った感覚を色にたとえたようです。 さらに言うなら、 モチーフは、 風や木などの具体...
画廊めぐりノート | 2021.06.27 Sun 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、渡辺達正展。 会場風景。 かつて、銅版画として制作した平面作品。 それを貝殻やキャンバスボードに 貼り込んで(コラージュ)みると、 作品には新たな意味が漂い始めるならば、 それも創作行為なのでしょう。 日本の芸事、芸術には、 「見立て」という概念による手法があって、 それは、対象には手を加えず、 シュエーションや使い方、見せ方を変えることで、 対象とは異なる、仮想させたい他のものとして表現することです。 ...
画廊めぐりノート | 2021.06.26 Sat 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、大隅実怜展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーきよく あたらしい まちー。 目の前に風景や、静物がある。 それは見えた通りのもののはずだけど、 見えない、 遠くや隠れたところや、 自身が立ち去った後や、 この場面と出会う前など、 見えた通りではないはずの何かの予感は、 再現という行為では表現できず、 そこに何かを置いたり消したりしながら、 その向こうを見てみようとしているようです。 そのような画家の独...
画廊めぐりノート | 2021.06.25 Fri 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房2(中央区銀座1-9)では、矢吹智子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー小さな私の部屋からー。 木版画で刷り出された等身大の 同じ姿形の少女たちが、 会場の真ん中に、三々五々といった感じで立っています。 彼女たちと一緒にこの場に居ることで、 作品からの視覚情報以外の、 空気感というか、 漏れ聞こえるつぶやきのようなニュアンスに包まれます。 壁に掛かった作品も、 少女がモチーフになっています。 木版多色摺りでしか出せない柔らかな色調と、 ...
画廊めぐりノート | 2021.06.24 Thu 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、李 晶玉展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記号の国ー。 会場の側面の大作、「Olympia 2020」。 画面から圧倒的な何かが放射され、 それは、実は、 二次元の物質に過ぎないという事実に、 絵画に潜在させ得る大きな力を実感させられます。 背景には、 ベルリン・オリンピアシュタディオンが 画面いっぱいに描かれています。 色を持たず、線のみの構成の、 ぽっかり空いた空に、「太陽」がいます。 恐ろしくフォトリアルなの...
画廊めぐりノート | 2021.06.23 Wed 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GalleryK(中央区京橋3-9)では、上野悠河展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー時に、糺そうとするー。 美しさは、 狭義なら、 「見えるモノ、コト」に対する価値観ですが、 広義では、 「聞こえるモノ、コト」からも感じ取れる価値観でもあります。 それらを意図的に純度を高めて提示する技術が、 美術や音楽だと思われます。 当然ながら、見えて聞こえる体験は、 個別の場合もあれば、同時の場合もあります。 上野悠河は、 見えて聞こえる感覚を、 映像やパ...
画廊めぐりノート | 2021.06.22 Tue 05:16
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