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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、矢島智美展。 会場風景。 絵画は、 キャンバスなどの基材の表層に「描かれた図像」を、 鑑賞しますので、 その図像が絵具という物質によって視覚化されていることは、 鑑賞のポイントではありません。 矢島智美の作品は、 描かれた図像だけではなく、 本来、鑑賞のポイントではない、絵具の物質性も、 強い刺激源として迫ってきます。 絵具の物質性は、 絵具が、キャンバスの特定の位置に置かれたという行為にまつわる、 場所...
画廊めぐりノート | 2021.03.10 Wed 05:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、八重樫理彦展。 展覧会タイトルは、ー不連続面の研究ー。 会場に入れば、 正面にオールオーヴァー な画風の大作が展示されています。 オールオーヴァー と書いた通り、 中心や周縁がなく、 部分、全体という階層や、図と地の関係もないので、 純度の高い抽象表現に見えますが、 次第に複雑な凹凸が認識されてきて、 これは荒涼とした大地を、 高いところから俯瞰した広大な眺めなのかな、と、 認識が次の段階に移ったのち、 最...
画廊めぐりノート | 2021.03.09 Tue 05:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、沢村澄子展。 会場風景。 花を表現する時、 花の姿形を再現すれば、観る側は花だとわかります。 一方で、線を引き足していった結果、 「花」という図像になっても、 観る側は花だとわかります。 花の姿形と、花を意味する文字。 ともに、観る側の内面に花のイメージを灯しますが、 具象と記号の差において、 イメージの質が異なります。 沢村澄子の作品は、 文字情報から抜け出し、抽象の領域に至り、 具象と記号が溶け合い、 ...
画廊めぐりノート | 2021.03.08 Mon 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、古舘高孝展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーCovid−19 三十六景ー。 ※「COVID-19」とは、新型コロナウイルスによる病気の正式名称。 この1年、特に意図しないものの、 最も頻繁に目にしてしまった画像は、 新型コロナウイルスの顕微鏡写真の、 多くの突起を付けた球体でした。 突起付きの球体は、 現在の光景の断片として、将来にわたって記憶に残るはずです。 作家は一般...
画廊めぐりノート | 2021.03.07 Sun 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 菊池風起人 個展 。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいつでも健康的でいようー。 若い男女。 清潔で、健康そうで、不安、不平もなく、 特別な何かをしてるわけではなく、 特別な場所にいる風でもなく、 そのような非日常的な時間でなくても、 今、一緒に過ごしているという、それだけで、 満足しきっているようです。 絵画には、見えていることではなく、 見たいことを描く自由があるので、 このように、浄化された世...
画廊めぐりノート | 2021.03.06 Sat 05:10
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 飯嶋桃代展。 会場風景。 展覧会タイトルは、「Recovery roomーましましいねつるかも」。 会場に入れば、 床一面に置かれたオブジェと、それらを繋ぐゴムチューブ に目を奪われます。 壁にはドローイングや楽譜。 音響機器に配線されたスピーカーから、 か細い旋律がつかみどころのない感じで 会場空間に流れています。 視覚情報である美術作品のように、 対面した即座に、ある感情が湧き起る訳ではなく、 ...
画廊めぐりノート | 2021.03.05 Fri 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、植物区展。 会場風景。 寺井絢香と渡辺愛子の二人展。 ともに植物が表現の手段になっています。 寺井絢香の作品は、 油彩画としては珍しい、黒く太い枠取りによって、 フラットでグラフィカルな雰囲気になっています。 抒情や偶然に流れず、 描きたいことを狙った通り描き出すという フットワークのよい意志が感じられます。 表現の単位、パーツはマッチ棒。 先端が楕円で、軸が角柱という、 シンプルながら味わい深いその...
画廊めぐりノート | 2021.03.04 Thu 05:18
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、日比さつき個展 。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーまたあしたー。 いわゆる具象表現の静物画なのですが、 「白日展」あたりで出会う写実系の細密画ではなく、 見えたままというより、 視覚や触覚を動員して掴み取ったイメージ。 作品名が示す通り、 八百屋から買ってきたばかりの、新鮮で生気に溢れた状態ではなく、 時間が立って劣化が進行している様子が描かれます。 視点も一点に定めず、 異なる高さや角度からの観察...
画廊めぐりノート | 2021.03.03 Wed 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 ガチヲ・サンダース個展 。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー有り余るほど贅沢な人生でしたー。 「ガチヲ・サンダース」とは 美術家、佐賀永康の雅号(ペンネーム)です。 同一サイズの作品が会場をぐるりと均等に展示されています。 画面構成は共通で、 下半分に二分割された六角形の白いフレーム、 中央縦に円柱が立ち、 六角枠内や周囲に様々な図像が配置されます。 図像は、 具象、抽象、装飾文様が混在しています。...
画廊めぐりノート | 2021.03.02 Tue 05:31
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、石井厚生展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー花とヒコーキと・・・ー。 柔らかで温かみのあるフォルム。 単体ではなく、いくつかのパーツの組み合わせでできています。 その組み合わせ方が、 舞台と舞台装置と役者のように、 役割を分担しながら有機的な関係をもち、 全体で一つの物語を語っています。 その物語の内容は、限定されず、 見る側が新たな新たな役者になって、 筋書きを書き加えてゆく自由が開かれています...
画廊めぐりノート | 2021.03.01 Mon 05:24
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