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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、石井厚生展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー花とヒコーキと・・・ー。 柔らかで温かみのあるフォルム。 単体ではなく、いくつかのパーツの組み合わせでできています。 その組み合わせ方が、 舞台と舞台装置と役者のように、 役割を分担しながら有機的な関係をもち、 全体で一つの物語を語っています。 その物語の内容は、限定されず、 見る側が新たな新たな役者になって、 筋書きを書き加えてゆく自由が開かれています...
画廊めぐりノート | 2021.03.01 Mon 05:24
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 B(中央区京橋3-9)では、藤肥牧子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーひ人とー。 人と会う。 目を開くと、 人がそこにいるのが見えますが、 時が過ぎ、一緒に過ごしたことが過去の記憶になっても、 目を閉じたら見えること。 日常の、人との関係のあり方という見えないことは、 画家だけの独特な感覚によって見直され、 夢の中で再現したかのような幻想となります。 人の出会いという現実には生々しさがありますが、 絵画にするという「ろ過」を経るこ...
画廊めぐりノート | 2021.02.28 Sun 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、海老塚耕一展。 会場風景。 一面錆びの浮いた薄い鉄板が、 真ん中だけで支えられ、 緩い山型を描いています。 鉄板山?どうしは前後左右にずれて配置され、 一点で接しています。 鉄板を支えるのは、 表面一面に細かいノミ痕で覆われた木板です。 全体の長辺は、鉄板のシャープな山型が繰り返され、 短辺は、波打つ鉄板面から、木板が突出する 小景となります。 任意の鉄板の任意の一点を押すと、 鉄板はブヨンブヨンといった感じ...
画廊めぐりノート | 2021.02.27 Sat 05:12
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、菅野美榮展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー旅する種子ー。 針金でできた笹船?群が一斉にある方向に向かっています。 笹船にはたんぽぽの綿毛が一つずつ乗っています。 本来は風によって飛ぶところ、 タンポポの種子を飛び散らす長い船旅の途中です。 タンポポが開花し、その後綿毛になり、飛散し、着地し、 再び成長が始まります。 着地する場所は、文字通り風任せなので、綿毛自身は選べず、 日向や、日陰、 時には...
画廊めぐりノート | 2021.02.26 Fri 04:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、内田かんぬ展。 会場風景。 正面に掲げられた作品。 白く大きな貯水塔っぽい構造物のようですが、 実際は参天製薬の点眼液のふたで、 掌に転がる、とても小さなものです。 それ以外の作品は青いフレームのメガネをかけた 小学生の男の子の日常の一場面です。 日々の生活の中で、 無数のシークエンスが視界の前を 展開してゆきますが、 その中から、 画家が描きたくなる場面、瞬間、事物を捉えた感じ。 共通するのは、 小さなものも...
画廊めぐりノート | 2021.02.25 Thu 04:46
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵(中央区銀座3-3)では、中島由夫展。 会場風景。 展覧会タイトルは、「LOVE IS ALLー長い旅をする太陽のようにー」。 中島良夫。 1940年12月、埼玉県生まれ。 今年北欧在住57年になる作家の、 1950年代から現在までの作品が公開されています。 人はなぜ美術作品を造るのか。 頼まれもせず、必要とされないのに、 多くの障害や苦難を乗り越えながらも造り続けるのか。 半世紀以上にわたる画業を見通せば その答えが見えてくるようです。 これらが自己満足の発露...
画廊めぐりノート | 2021.02.24 Wed 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座6-4-16)では、 MADARA MANJI(まだらまんじ)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMASSー。 漆芸の多様な技法の一種に、 幾層もの色漆を塗り込み、 研ぎ出しにより斑模様を表現する方法があります。 展示されている作品を観て、 漆芸なのだと思ってしまったのですが、 素材が金属であると知れればその世界観は一変します。 金属でこの表情を生み出すために、 明治時代に一度廃れてしまった 「杢目金(もくめがね)」という金属...
画廊めぐりノート | 2021.02.23 Tue 05:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 彩鳳堂画廊(中央区京橋3-3)では、 第8回 不思議!驚異!面白い!展。 会場風景。 新鋭陶芸作家による3人展。 陶を手段にした立体作品。 陶芸は可塑性の高い粘土を自由に操り、 その結果生み出された危うげな造形も、 高温で焼成することにより強度を確保し、 さらに施釉や絵付けで、艶や深みのある表情を得ることができます。 これだけの自在な造形性が前提ならば、 当然、陶芸が持ちうる表現力の、 最大のパフォーマンスを引き出そうと...
画廊めぐりノート | 2021.02.22 Mon 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、金井訓志展。 会場風景。 咲いた花の、花の部分だけが極大化されています。 光源からの光を受けた花の各部分が色を示します。 視細胞は刺激され、色を認識します。 とはいえ、人はそのような色の集合体を、 総体として感じ取りますので、 微細の個別の色には、意識しない限り注意を向けません。 金井訓志は、極大化された花を、 二次元上の色面の集合体として捉え直します。 結果、これらのドローイング群は、 克明に花を再現した...
画廊めぐりノート | 2021.02.21 Sun 05:25
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、植野智子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、「Hanaの時間ーseeds works ’20」。 花がモチーフですが、 花そのものの美しさを再現するというより、 花がある空間に居る、 はなが咲いている時間を共有している、 そこからじんわりと染み出てくる 得難(えがた)さみたいなことは、 とても言葉にはならないので、 なんとか絵画で伝わらないだろうか、 そのような思いが伝わってきます。 一般的に花にとって一番重要な属性...
画廊めぐりノート | 2021.02.20 Sat 04:57
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