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JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、鈴木純子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーなめとこ山の熊ー。 会場に入れば、 熊が主人公の童話がテーマの、 インスタレーションのような、 素朴で牧歌的な雰囲気が漂っています。 それを体感することで終わって、 ほんわかした気分で会場を後にしてもいいのですが、 制作背景やモチベーションに深入りして、 なぜこの素材でこのモチーフが選ばれているかを知れば、 作品との接し方、感じ方が変わってきます。 「なめとこ山の熊...
画廊めぐりノート | 2021.03.17 Wed 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、野口崇弥展。 会場風景。 人物像というより、 人物の表面の一部をパーツ化して、 極大化、変形、組み合わせ、反復させ、描いています。 かつて人物の一部だったものは、 形態の類似性だけを残して、 全く別の画像に成り代わっています。 さて、人と接した時の関心が向かう先は、 いわゆる第一印象は、 表情や仕草、服装、髪形などの表に現れる部分です。 一方で、物質としての人体は、 骨、筋肉の上に皮下脂肪、表面を皮膚で覆...
画廊めぐりノート | 2021.03.16 Tue 05:23
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、永原トミヒロ展。 会場風景。 風景画を描くモチベーションは、 出会った風景、景観、場面に美的魅力を感じ取り、 それを、二次元の絵画というスタイルで、 画家なりに再現したいというもののはずですが、 永原トミヒロの作品を観ていると、 風景の中の再現したくなることは、 美的魅力というより、 引き出された風景の奥に隠れた表情、 あるいは捉え直された表情といった趣です。 画面に描かれたのは、 大阪、岸和田近辺の風...
画廊めぐりノート | 2021.03.15 Mon 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、小原 馨展。 会場風景。 穏やかだけど、複雑で深みのある色合いの地に、 か細い白線でシンプルな文様が描かれています。 場所や時間と、 そこでの動きや会話。 「子供の時間」というシリーズの一連の作品群は、 子供たちのいる日常の場面の 様々な要素が織りなす偶然を、 トーンやリズムとして捉え、 小さな宇宙を描いています。 子供のいる情景では、 暖かい光と風が、柔らかく優しい。 そんな印象でした。 ...
画廊めぐりノート | 2021.03.14 Sun 05:26
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、 望月通陽(もちづき みちあき)展。 会場風景。 キャンバスや紙に直接描くドローイングと異なり、 染色、藍染、型染などの間接的な画法により、 画家と作品との間に、 言語に近い思考の存在が感じられます。 一気に自由に描き上げるというより、 表現における約束事を定め、 その枠内で様々な思いを統合してゆき、 簡潔な表現の中に深みを持たせています。 観る側に、 少ない情報から多くを感じ取ることのできる喜びが 用意されて...
画廊めぐりノート | 2021.03.13 Sat 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、廣本佳菜展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーその日の花を摘めー。 2枚組、3枚組など、連作が多くを占めています。 異なる色の布地に シルクスクリーンで主に人物の、黒い画像を刷り、 刺繍でアクセサリー的点景を加えています。 モノクロの図像と、 色と素材感を持つ実体としての刺繡糸。 その対比だけで、 何かが活性化し、ある雰囲気が生まれす。 無意識に流れてゆく日常のなかで、 人とは別の時間軸で存...
画廊めぐりノート | 2021.03.12 Fri 05:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、カジ・ギャスディン展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーSound by Kazi Ghiyasuddinー。 画面全体が同じタッチで埋め尽くされる オールオーヴァーな抽象表現ではなく、 たくさんの、形や、文様、図像が、 意味ありげに、あるいは何かの再現、解説のように、 選ばれ、作られ、配置されています。 とはいえ、 観る側はそのような予感だけがぽっと生まれたあとは、 作品名のない作品の前で、 少し困惑の時間を過ごします。 展...
画廊めぐりノート | 2021.03.11 Thu 05:31
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、矢島智美展。 会場風景。 絵画は、 キャンバスなどの基材の表層に「描かれた図像」を、 鑑賞しますので、 その図像が絵具という物質によって視覚化されていることは、 鑑賞のポイントではありません。 矢島智美の作品は、 描かれた図像だけではなく、 本来、鑑賞のポイントではない、絵具の物質性も、 強い刺激源として迫ってきます。 絵具の物質性は、 絵具が、キャンバスの特定の位置に置かれたという行為にまつわる、 場所...
画廊めぐりノート | 2021.03.10 Wed 05:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、八重樫理彦展。 展覧会タイトルは、ー不連続面の研究ー。 会場に入れば、 正面にオールオーヴァー な画風の大作が展示されています。 オールオーヴァー と書いた通り、 中心や周縁がなく、 部分、全体という階層や、図と地の関係もないので、 純度の高い抽象表現に見えますが、 次第に複雑な凹凸が認識されてきて、 これは荒涼とした大地を、 高いところから俯瞰した広大な眺めなのかな、と、 認識が次の段階に移ったのち、 最...
画廊めぐりノート | 2021.03.09 Tue 05:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、沢村澄子展。 会場風景。 花を表現する時、 花の姿形を再現すれば、観る側は花だとわかります。 一方で、線を引き足していった結果、 「花」という図像になっても、 観る側は花だとわかります。 花の姿形と、花を意味する文字。 ともに、観る側の内面に花のイメージを灯しますが、 具象と記号の差において、 イメージの質が異なります。 沢村澄子の作品は、 文字情報から抜け出し、抽象の領域に至り、 具象と記号が溶け合い、 ...
画廊めぐりノート | 2021.03.08 Mon 04:54
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